午後11時頃サイレンが鳴り響いた
ベランダへ出ると最寄り駅の方向に煙がたちのぼってる。
火もかすかに見えてる。
知り合いもその方向にいるので気がかりになってバイクで飛び出した。
途中で救急車とすれ違う。
現場に到着したころには火の手は収まっていたが消防隊員がめまぐるしく動き回っていた。
2階から火がでたらしい。瓦葺きの屋根にぽっかりと穴があいている。
駅から約100メートルくらいの場所で、すぐそばには産婦人科医院もあるところ
幸い、知り合いの家からは離れていたので一安心した。
帰り道にも救急車とすれ違った・・・
他人事ではないな・・・
何年も前、勤務中に職場の1室が火事になったことがある。
早朝で職員も数名しかいない中、通報を指示してから消火器を持って、煙が充満した部屋に一歩踏み入った。
真っ黒で火も見えない。熱風が顔にあたる。
手に負えないためその場から離れた。
避難を指示した後、金庫内の現金を持ち出した頃、消防がかけつけた。
ふと見ると、掃除のおばちゃんがいない。聞いても誰も知らない。
「もしかして」と思い現場にもどる。防煙扉が閉まり、煙りで真っ暗な廊下に入り「おばちゃーん!どこ?」と叫ぶと「ここー」と声がする。手探りで壁伝いに移動しておばちゃんを見つけ、運び出した。気が付くと防煙扉を職員のひとりが開けていてくれた。だから運び出せた。
熱風のため髪の毛が焼けていたので念のため、救急で運ばれたが、煙を吸い込んだわけでもなく、一番軽い1度の火傷との診断。
初めての体験だったが、意外と動けるもんなんだなと当時はびっくりした。
( 2007.08.29 Wednesday )